社長不在リスクとは? 1日で会社が止まる“現場のリアル”
「社長が1日いないだけで、会社って止まるの?」
──そう思う方も多いですが、答えは YES です。
私は数多くの中小企業の現場を見てきましたが、
“社長不在”が引き金となったトラブルは、想像以上に多い。
しかも、そのほとんどが “予兆なく突然” 起こります。
今回の記事では、社長が現場を離れた瞬間に何が起きるのか。
そして、その対策をどう整えればいいのか。
リアルな現場目線で解説します。
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1|社長不在リスクとは?
一言で言えば、
「社長が戦線離脱した瞬間に、会社が回らなくなる状態」 です。
中小企業は、社長が“司令塔・営業・決裁者・財務責任者”
たった1日いないだけで、
特に多いのは次の3つ。
①決裁ができない
・見積もりの最終判断
・仕入れのGOサイン
・契約書の押印
など、“最後の1手”が社長に集中。
→ 社長がいないだけで、案件が1日、2日…と止まる。
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②社員が判断できない
普段は相談すれば即答してくれる社長がいない。
すると、社員は「間違ったらどうしよう」と動けなくなる。
→ 小さな判断の遅れが、売上の遅れに直結します。
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③資金繰り・銀行対応ができない
・融資の相談
・返済の段取り
・入金確認
これらを社長“だけ”が握っている会社が非常に多い。
→ 社長不在 = お金の流れが止まる、という事態も。
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2|“たった1日”で実際に起きたケース
ケース①:社長が体調不良で緊急入院
朝、社長が救急搬送。
その日予定だった「取引先との最終商談」が延期に。
1週間ずれただけで、案件は競合に流れ、売上は数百万の損失へ。
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ケース②:社長がコロナに陽性で10日間離脱
・決裁が止まり
・社員が判断できず
・会社の雰囲気が一気に重くなる
その結果、
“止まらないはずの仕事”がすべて遅延。
信用問題に発展した企業も実際にあります。
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ケース③:家族の介護で数日休むことに
社長は「2〜3日休むだけ」と思っていた。
しかし、社長のいないオフィスでは“誰も決められない”状態に。
戻ってきたら、
・未処理のメール
・保留案件
・クレーム
が山積み。
「社長って、本当に全部握ってたんだな…」
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3|なぜ中小企業は“社長1人に依存”するのか?
理由はシンプルです。
①社長が“やったほうが早い”と感じてしまう
→ 結果、決裁・営業・管理が全部社長に集中。
②任せる仕組みがない
→ 権限委譲が進まず、社員が判断できない。
③「大丈夫だろう」という根拠なき自信
→ ある日突然、現実を突きつけられる。
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4|では、どうすれば会社は止まらなくなる?
エミシェアが各企業で実践しているのは、
次の “3つの仕組み” を整えること。
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①就業不能リスクへの備え(社長の保険設計)
社長が倒れた瞬間に、
資金繰りが詰まらない仕組み を保険で作る。
これは“節税”ではなく、
経営継続の仕組みづくり です。
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②決裁ラインの見える化
・誰が
・どの金額まで
・どんな条件で
判断できるのかを明確に。
→ “社長の代わりに会社を動かす”仕組み。
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③社長不在を想定した1DAY訓練
実際に、
**「明日から社長が1週間休む」**
→ どこが止まるかが一目でわかります。
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5|結論:社長不在リスクは“準備の差”で決まる
社長不在リスクは、
社長の体調でも、運でもなく、
「事前準備があるかどうか」
で全てが決まります。
・突然の病気
・事故
・家族のトラブル
・想定外の離脱
これらは100%防げません。
だからこそ、
**「不在でも動く会社」**を先に作る必要がある。
そして、その準備は“明日”でも“来月”でもなく、
今日がいちばん早い日です。
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エミシェアからのメッセージ
社長がいなくても会社が止まらない仕組み。
これは、大企業ではなく 中小企業こそ必要な経営体力 です。
・就業不能
・退職金
・事業承継
・自社株
・資金繰り
・社員に任せる仕組み
これらを整えれば、
社長はもっと自由に、もっと戦略的に動けるようになります。
気になった方は、
軽い相談からで大丈夫です。
“今のままのリスク”を、シンプルにお伝えします。
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