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2022.03.03

先週の振り返り

先週の振り返り५✍⋆*

  ◆先週の株式&為替相場
 日経平均(-646円)/
ドル円(115.68円)/
NY株式(-21ドル)

 ◆ウクライナを巡る地政学リスク
(=戦争リスク)が強く意識されリスクオフの展開となりました。
24日ロシア🇷🇺がウクライナ🇺🇦へ軍事侵攻を開始するまでに、日経平均は5日続落となり約1500円下落、 昨年来安値を更新しました。
今後もロシアの動向に左右される不安定な相場が続くと見られます🌀

  ⇒一方先週末にはロシアがウクライナとの停戦交渉に応じる構えを示した事で、紛争の長期化回避へ期待が高まり米国株式市場🇺🇸大幅上昇となりました。⬆️
ただ欧米の経済制裁に対して プーチン大統領は反発を強めており、事態の収束時期・方法ともに依然として不透明です。

 (資金の流れ)
ディフェンシブ株 ⇒ マザーズ銘柄
米ドル ⇒ 円 

🌟注目トピックス👀

  ◆リスクオフで買われる金と売られる仮想通貨!? …ヘッジ資産の役割

近年、仮想通貨は「デジタルゴールド」と呼ばれ、金などの貴金属と同じヘッジ資産と位置づけされてい ました。しかしウクライナ情勢悪化⚡️を受け金は上昇する一方、仮想通貨は乱高下する結果となりました…

【上昇の続く金価格…】
 ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、
リスク資産である株式は世界的に下落傾向となっています。
そんな中、安全資産と言われる金が「地政学リスク(戦争リスク)ヘッジ」の手段として買われており史上最高値近辺 まで上昇しています😳

先進国側がロシア🇷🇺に経済制裁を実施すればロシアは欧州への天然ガス供給を絞る等の 報復制裁を行うと見られます。
その結果、原油などのエネルギー価格は一段と上昇し⬆️世界的な物価高騰や 利上げに繋がります。
そうして景気悪化する事に備えて、価値が安定している金への投資が増えています。

【明暗分かれたヘッジ資産…】
一方で「デジタルゴールド」と呼ばれ、貴金属と同じくリスクヘッジの手段とされていたビットコインなど の仮想通貨(暗号資産)は大きく下落しています。⬇️
ビットコインはインフレから資産を守る「インフレヘッ ジ」の手段とはなるものの、今回のような戦争リスクに備える「地政学リスクヘッジ」には適していない事 事が改めて浮き彫りとなりました☝️
ともにリスク回避資産とされてきた金と仮想通貨(暗号資産)ですが 明暗は大きくわかれ、ウクライナ情勢悪化に伴い両者の乖離は一段と開いていくと見られています。 

🌷︎⸝‍今週の話題⸜🌷︎⸝‍

  ◆円の実力値が50年ぶりの低水準に

【解説】
 円の実質実効相場(=海外との物価格差を考慮した円の実質的な価値)が約50年ぶりの低水準となっています。 これは円の実力が低下し、日本人が海外からモノを買う力(購買力)が著しく下がっている事を意味します💧

 【ポイント】
原油高も相まって、直近の輸入物価上昇率は4割程度となり過去40年に例のない水準となっています。
円安は 輸出企業にはプラスとなる側面もありますが、コロナ禍の影響で輸出が伸びず貿易収支は赤字が続いています😵

【今後の影響】
日本では輸入物価の上昇が販売価格へ転嫁されにくく、企業収益の圧迫要因となっています。その結果賃上げ が進まず、今後ますます消費が鈍ると見られます。
円の実力低下に備え、外貨保有の必要性が高まっています🥸