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2022.03.29

先週の振り返り

 ◆先週の株式&為替相場
日経平均(+1,322円)/
ドル円(122.20円)/
NY株式(+107ドル)

 ◆日経平均株価は前週末まで9日連騰、2週合計で約3,000円(+12%)の大幅上昇となりました。
米国株🇺🇸が上昇している事に加え、円安が一気に進んだ事で外需銘柄(輸出で稼ぐ企業)が買われています。
為替見通しについては1㌦=130円になるとのレポートも出てきており注視が必要です👀!!
 ⇒ロシアによるウクライナ侵攻が引き続き重荷ですが、注目されていたロシア国債の利払い日は今の所波乱なく通過しています。
デフォルト(債務不履行)への過度な警戒が和らげば 株式相場にプラスとなります。4月4日には償還期限を迎えるものもあり注目されています☝️

 (資金の流れ)
グロース株 ⇒ 資源関連株
円 ⇒ 米ドル 

🌟注目トピックス👀
  ◆まだまだ続くガソリン高騰!? …

原油高以外の2つの理由 ガソリン価格の上昇が止まりません💦
ロシアによるウクライナ侵攻で原料の原油価格が高騰した事が主な要因ですが、それ以外にも国内固有の要因などが重なっており、ガソリン高は長期化しそうな現状です😔

【補助金も出ているが…】
資源エネルギー庁によるとレギュラー価格は全国平均で1㍑174.6円となっており2008年以来の高値圏で推移しています。
政府は石油製品の価格急騰を防ぐ「激変緩和措置」を発動し元売りに補助金を出していま すが、それが無ければ過去最高値(08年の185.1円)を大幅に超える1㍑199円という水準になります⚡😫
ガソリン高の主因は原油価格の高騰によるものです。コロナからの世界的な経済回復・産油国の協調減産・ ウクライナ危機の3つが重なり、今後も高止まりが見込まれています。

 【構造的な要因も…】
 ガソリン高の背景には上記以外に、スタンド数の減少という構造要因もあります。自動車の燃費向上や人口減少などで需要が減り、スタンド数は30年前の半分以下となりました。
かつてはスタンドが密集する「激戦 区」を中心に値下げ競争が激しい時期がありましたが今は沈静化しており価格が下がりにくくなっています。
加えて物価上昇を促し国民生活を圧迫する悪い円安が進んでおり、円建ての原油調達コストが上昇していま す。
これらの理由を踏まえるとガソリン高は当面続く見通しで、生活費負担増に拍車がかかると見られます。 

🌷︎⸝‍今週の話題⸜🌷︎⸝‍

  ◆「日本円=安全」の神話崩壊か

【解説】
 およそ6年ぶりの1㌦=120円の節目を抜けても円安・ドル高進行が止まりません。背景にあるのは日本の貿易赤字拡大と日米の金利差拡大です。
そして最大の要因は有事の円買い(=危機時には円買い)が消えた事です…

【ポイント】
 21世紀初頭の米同時テロやリーマンショックなど米国の信用が揺らいだ際に、世界有数の債権国である日本の『円=安全』という潮流が作られました。
しかし現在は経済の衰退が意識され「日本売り」の円安となっています。

 【今後の影響】
ロシアの隣国に位置ししかも資源の輸入依存度が高い日本は、ウクライナ危機が長期化すると更に売り込まれ る可能性があります。
上記の3つの要因により、1㌦=130円の予測も出てきており円安対策が必要と言えます。