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2022.03.09

先週の振り返り

 
 
🍀先週の振り返り५✍⋆*

 ◆先週の株式&為替相場
日経平均(-491円)/
ドル円(114.96円)/
NY株式(-444ドル)

◆引き続きウクライナ🇺🇦を巡る
地政学リスク(=戦争リスク)が強く意識されリスクオフの展開とな りました。
週前半は底打ちを期待した買いが入り上昇していましたが、4日にロシア🇷🇺がウクライナの原発施設を砲撃した事が伝わり大幅に下落、週間ベースでは3週連続の下落となりました⬇️
 ⇒来週15~16日に予定されている米FOMC(日本で言う金融政策決定会合)では既に0.25% の利上げが既定路線となっています。
今後ロシアの行動が過激になれば各国の対応も、より踏み込んだものになり経済に与える影響も大きくなってくる為、方向感の定まらない環境です…

(資金の流れ)
グロース株 ⇒ ディフェンシブ株
米ドル ⇒ 円 

🌟注目トピックス👀

 ◆第三次オイルショックの到来!? …原油高騰と日本への影響 🌀

ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに原油相場は歴史上類を見ないスピードで値上がりしています😵
第三次オイルショック状態とも言える環境ですが、今後の見通し、日本への影響などについてまとめます。

【まだまだ続く原油の上昇…】
3月6日時点の原油相場は1バレル=115ドルに達しており、1年前の約(2)倍水準まで上昇しています。
IEA (国際エネルギー機関)が6000万バレルの協調放出を発表するなど対策も取られますが単純計算で30日程 度分の穴埋めにしかなりません🧐
ウクライナ情勢に加え、近年脱炭素の動きにより石油会社は経営方針を変えて油田の開発投資を絞っており、簡単に増産できない状態にあります。
こうした環境から英ヘッジファン ドが1バレル200ドルを超える可能性があるとレポートを出すなど、今後も影響が長引きそうな地合いです。

【日本人への影響…】
ウクライナ情勢を受けたガソリン価格の高騰を抑える為、日本政府は現状5円の元売り業者への補助金上限 を3月10日から25円に引き上げる方針です☝️
これにより目先は、原油価格上昇による景気への悪影響は多少緩和されそうです。
一方で!現状を踏まえるとこの補助金制度は長期化が見込まれ、これにより財政負担がかなり高まる事も懸念されています😌
将来世代も含めた国民全体の負担で「急場を凌ぐ」意味合いが強く、 将来の負担が同額高まる分、長い目で見ればプラス効果は期待できないとも言われています。

🌷︎⸝‍今週の話題⸜🌷︎⸝‍

 ◆近づくロシアのデフォルト、投信など金融商品にも影響が

【解説】
各主要国からの資産凍結などの制裁を受けて、ロシアが対外債務の返済不履行(デフォルト)に陥る可能性が高まっています。

格付け会社S&Pはロシアの格付けを「BBB-」から「CCC-」に9段階引き下げました。

【ポイント】
今回ロシアは多くの国を敵に回しており、仮に金融危機に陥ったとしてもIMF(国際通貨基金)が救済の手を差し伸べる事は無さそうです。
信用力を大きく落とした今、国際資本市場に復帰する事は難しそうです。

【今後の影響】
現在ロシアは外国顧客によるロシア証券の売却を拒否しており、外国人投資家はルーブル建ての国債や株式等 の証券売却が難しくなっています。
ロシア関連の金融商品は現金化して取り戻すすべを無くすかも知れません😭